| 浴風会は、大正12年(1923年)9月1日関東地方一円を襲った関東大震災のために自活することができなくなった老廃疾者及び扶養者を失った方々の救護を行うため、御下賜金及び一般義捐金(ぎえんきん)を設立資金として、大正14年(1925年)1月15日内務大臣の許可を受けて財団法人として設立されました。 |
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当時の内務省社会局によって、90,750平方メートル(約27,500坪)のこの地(当時は東京府豊多摩郡高井戸村)に、本館・入居棟・付属建物合わせて54棟の建物、建坪8,415平方メートル(約2,821坪)の施設を設置したのが浴風会の始まりです。 浴風会の事業は、養老事業の模範として、また、老年医学の発祥として、創立後しばらくの間は順調に事業遂行をいたしましたが、第二次世界大戦によって施設建物の大半が軍に接収され、また運営資金も凍結され、事業は不振を極めるに至りました。 終戦に伴い当会事業施設は昭和21年(1946年)9月、生活保護法による保護施設として再生復興することとなり、昭和27年(1952年)4月には社会福祉法人に改組しました。さらに昭和38年(1963年)8月、老人福祉法の施行に伴い、同法による老人福祉施設として事業が運営され、平成12年(2000年)4月の介護保険法の施行を経て今日に至っております。 尚、現在の浴風会施設の大半は平成に入ってから新築されたものが多く、ほとんどの建物は近代的建物となっています。また、施設は入所型のみでなく在宅福祉型を併設、更に病院も運営しており、当会は地域福祉の拠点として、そして老人保健・福祉・医療の総合福祉施設としてその使命と役割を果たすため、日々精進しております。 |
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浴風会本館 |
浴風会本館は、大正15年に内田祥三(うちだよしかず)氏並びに土岐達人氏により設計されました。中央に塔を配置し、垂直線が強調された姿は、内田氏が手掛けた「東京大学安田講堂」と共通する表情を見せています。 平成13年3月に東京都から東京都景観条例に基づく、第37番目の「東京都選定歴史的建造物」の指定を受け、平成16年11月から17年3月にかけて、都の「歴史的建造物の保存に係る事業費補助」を受け、劣化した外壁材と防水層の改修工事を実施しております。 |
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