第三南陽園(お知らせ)
2024.12.20
第三南陽園

虹鱒(ニジマス)

体の中央部が赤紫色で、
全国で養殖されているサケの仲間といえば・・・虹鱒(ニジマス)ではないでしょうか。

虹鱒というと川の魚を思い浮かべますが、湖や海にも生息しており、サケのように海に出て再び川に戻るのもいるそうです。
海外では体が虹色に見えることから英語で「レインボートラウト」と名付けられており、繁殖期のオスは特に一層鮮明な色が現れるといわれています。
性格はどう猛で、水生昆虫や小魚などを食べ、大きいものでは120㎝になるものもいるという驚きの魚です。

このように、どこか不思議で魅力のある魚「虹鱒」。
今回は赤などを基調にキラキラした体と、荒々しく泳ぐ姿を表現できるよう、ご利用者と創作に励みました。
創作にあたり、まずは虹鱒についての説明を行うとともに、形状や模様の様子などを写真で確認しました。

ご利用者からは
「鱒は塩焼きにして食べることが多かったわ」
「昔の魚屋は移動販売をしていて
持参したザルに魚を入れてもらったのよ」
などと昔話に花が咲き、
なかなか創作が開始できませんでした(笑)

製作模様

キラキラした体をどのように?

以前、社交ダンスをされていた方より「キラキラさせるにはスパンコールが一番いいと思う」
この意見を参考に数あるタイプの中から作業がしやすいと思われる「スパンコールブレード」というものを採用しました。
これはロール状になっているため、下書きに合わせながら接着を行うことができました。

荒々しく泳ぐさまはどのように?

虹鱒の特長などから荒々しく泳ぐ姿は、水上に飛び上がる様子にしました。
そして、飛び上がる際の水しぶきも目立つようキラキラさせたらどうかしらとの意見があったため、
光沢折り紙やアルミホイールをちぎって貼るようにしました。

完成作品

キラキラした虹鱒が荒々しく泳ぐ姿がうまく表現できたと思います。
次回も色鮮やかで魅力的な生きものをテーマに ご利用者と楽しみたいと思います。

生きものって不思議ですね。
生きものって素晴らしいですね。