第三南陽園(お知らせ)
2021.11.26
第三南陽園

美人の湯、枇杷の葉風呂を楽しみました。

浴風会の敷地は東京ドームの1.3個分の広さがあり、広い敷地内は緑が豊かで様々な木々や植物が育っています。ご利用者と園庭散歩をした際、ふと第三南陽園の近くに立派な枇杷の木があるのを見つけました。下の写真が枇杷の木です。

ご利用者が、「枇杷はとってもお肌にいいのよ。漢方などでも使っているの。もったいないわね」と話されていたので、職員で調べてみると枇杷の葉には様々な効能があり、一番は「美肌効果」だそうです。また、他にも皮膚トラブルの炎症を抑える効能や腰痛関節痛の緩和・女性に多い冷え性の予防や改善等もあるようです。実際に1枚手に取って見てみると、かなりの大きさで立派な葉です!肌寒くなり、11月26日(いい風呂の日)も近いので、榊園長、ご利用者、職員と相談し、枇杷の葉湯を第三南陽園全体で行うことにしました。

まずは枇杷の葉集めからスタート!天気が良く暖かい日にご利用者と職員で枇杷の葉を取りに行きました。葉は沢山あるのですが、栄養があるのかかなり虫に食べられている葉も多かったです。大きく形が良い葉を選んで集めていきます。ご利用者にもお手伝いいただきました。会内を散歩している方々も何をしているのか興味深々だったようで、何度も「何をしているの?」と尋ねられました。(笑)第三南陽園全体で行うのでかなりの量の葉が必要です。丁寧に1枚1枚葉の状態をご利用者にも確認してもらいながら収穫しました。

時間をかけて収穫終了です。お疲れ様でした。次は収穫した葉を1枚1枚丁寧に洗い汚れなどを落としていく作業です。たわしを使用して葉についている汚れなどを取り除いていきます。ちょうど施設に実習に来ていた学生さんにも手伝っていただき、長かった洗浄作業は無事に終了しました。

最後に洗浄した枇杷の葉を乾かします。風通りのよい場所に置き、十分乾燥させました。これで枇杷の葉湯の準備は完了となります。枇杷の葉はそんなに香りが強いというわけではないですが、体に良さそうないい香りがします。

当日は入浴される皆様が分かりやすいように、大きなポスターと枇杷を浴室入口に飾らせていただきました!いつもと違う雰囲気に「今日はお風呂何かあるの?」とご利用者の方々にも興味をもっていただけたようです。入浴されたご利用者様からは、「初めて入るけれど、ぽかぽかして温かいね」や「枇杷の実を食べたくなるね」等の笑顔と弾んだ声が聞かれました。美肌の入浴シーン?はお見せできませんが、これからもいろいろな「会内のハーブの湯」を創造し、お散歩しながら収穫のお手伝いもお願いし、ご利用者の沢山の笑顔をお届けします!