第三南陽園(お知らせ)
2022.01.04
第三南陽園

万全の体制を整えていきます!

新型コロナウイルスが生活の脅威となり始めてから大分時間が経過しました。日本では感染状況は大分落ち着いてきましたが、新しいオミクロン株なども発生し依然として予断を許さない状況です。第三南陽園では二か月間をかけてほぼ全てのケアワーカーを対象に感染症研修を実施しました。感染症はコロナウイルスだけではありません。感染症の基本的な知識から始まり、病原微生物の種類、感染経路、感染制御の基本(標準予防策)、インフルエンザやノロウイルスなど幅広い知識の共有と注意点の確認を念入りに行いました。

講義の後は実技形式での研修を行います。感染症予防の基本中の基本は『手洗い』です。特殊蛍光塗料のクリームを手にすり込んだ後に、いつものように手洗いをしてもらいます。その後、特殊なブラックライトがついている箱の中に手を入れると・・・・。洗い切れていない部分が白くなり、手洗いがまだ十分でないことが分かります。研修で特に職員が洗えていなかったのは、親指と人差し指の間や手首でした。この実技を行うことにより、「手洗いでどの部分をしっかり洗わなければならないのか良くわかりました」との意見が多く聞かれました。

続いては使い捨てエプロンや手袋などの防護服の正しい着脱方法についてです。正しい装着方法で着衣しないとご利用者や自分自身をウイルスから守れません。また取り外す際も付着したウイルスが飛散しないように外して破棄しなければなりません。ポイントや注意点について確認しながら研修を行いました。

いつ感染症が発生してもご利用者そして職員を守れるように準備をしておくことは、高齢者施設において必要不可欠です。第三南陽園では感染症が発生した際には迷わすすぐに対策が行えるように必要な感染症物品も持ち運びやすい場所にあらかじめ準備をしてあります。新型コロナウイルスなどの感染症が発生しないことを祈りつつ・・・万全の体制を整えていきます。