第三南陽園(お知らせ)
2023.11.27
第三南陽園

“想い”をカタチに変えて

この鮮やかで美しい着物の端切れや和紙は、機能訓練室をいつも応援してくださる方からの頂き物で、
創作活動に役立ててほしいと仰っていただきました。

いただいた大切なものを活かすことができるよう押絵(おしえ)という日本の伝統的な手芸を用いて作品を手がけることにしました。

この技法は、厚紙を絵柄の部分ごとに切り抜き、綿を入れて布などで包み、貼り重ねることで立体的に表わすことができます。
代表的なものとしては、羽子板や壁掛けなどが挙げられます。

完成!

創作に関わったご利用者からは「立派な端切れのおかげで、素敵な着物美人を表現できたわ」と満足気に話されていました。

これまでは、作品を完成させるまでのプロセスと達成感に満ちた表情などから、喜びとやりがいをご利用者と共有してきました。

今回の作品では、それらに加え、いつも応援してくださる方の気持ちを想像し、感謝を込めながら取り組むことができました。
この作品を通じて、日ごろの感謝の気持ちが伝えられれば幸いです。

いつもとは少し違う目的で創作に励むことができたことで、創作活動の意義と奥深さを感じました。