第三南陽園(お知らせ)
2024.06.28
第三南陽園

孔雀🦚

鮮やかで美しい飾り羽をもつキジ科の鳥といえば・・・孔雀(くじゃく)ではないでしょうか。

孔雀というと、綺麗な羽を大きく広げるのを思い浮かべる方が多いと思いますが、
実は羽を広げるのはオスだけなのです。
この行為は、繁殖期に行うメスに対する求愛行動で、羽の美しさをアピールします。
繁殖期は春から夏にかけてで、この時期だけオスは豪華な羽を広げます。
羽は腰あたりから生えており、広げると2m以上あるそうです。
飛ぶことは短い距離なら可能ですが、殆ど飛ぶことはなく、歩いていることが
多いといわれています。

このように、どこか不思議で魅力のある鳥「孔雀」。
羽を広げた優雅な姿をうまく表現したいと思い、ご利用者と創作に励みました。
創作にあたり、まずは孔雀の姿をご利用者に見ていただき、羽の模様などがどのように
なっているのか目で確認しました。
ご利用者からは他にも
「オスとメスの違いは?」
「どのような鳴き声なの?」
「羽を広げた後ろはどうなっているの?」
質問に関する映像などを見て、楽しみながら孔雀について知ることができました。

創作開始

羽の模様は、まるで目のように丸くなっていたため、衣類のボタンを用いて表現することにしました。
ボタンは衣類直しのボランティアさんからいただいたものも含め、たくさんのボタンを用意できました。

ご利用者による創作内容

(羽の模様づくり)
・全体を見ながら大きさや形状の違うボタンを選んで貼っていく
(背景づくり)
・孔雀の羽を引き立たせるには何色が適していて どのような方法にするかを考える
・貼り絵をすることになったため、適した色の折り紙を選ぶ・ちぎる・貼るの作業を行う
(その他)
・羽はご利用者との話合いのうえ、編み目のような細かさが必要とのことで、毛糸を用いて表現。
 ※創作は職員が中心に行っています

完成作品

孔雀の胴体は枠から飛び出たら面白いとのアイデアがあったため、模型を作ってみました。
鮮やかな色彩や美しい模様から、美と優雅さが感じられる作品となりました。

生きものって不思議ですね。
生きものって素晴らしいですね。