第三南陽園(お知らせ)
2024.10.16
第三南陽園

ご利用者と職員の時間

関わりの時間

4階では各グループの早番職員の一人が、午後の約45分間を「ご利用者との関りの時間」としています。

ご利用者の皆さま一人一人に「施設サービス計画書」いわゆる「ケアプラン」というものを作成して、我々職員はそのケアプランにのっとった介護サービスを提供しています。
その内容は、食事・排泄・入浴などの基本的な生活に関するものから、「趣味の会話を楽しむ」「作品作りに参加してただく」「売店で買い物を楽しむ」等々、多岐にわたります。

基本的な介護サービスは定期的に実施できますが、ご利用者と職員が関わり、その方に楽しんでいただく「余暇活動」のような時間は意識的に時間を取らないと難しいのが現状です。

そこで、「その日はこの方と関わる」という計画に沿って、「関わりの時間」を使って、職員と利用者がじっくりと時間をかけて関わるようにしています。

右の写真は、関わりの時間に運動に取り組むご利用者と職員の様子です。
会話を楽しみながら、ゆっくりとペダルを漕いでいます。

リハビリの職員が付き添ってリハビリをする日もあるのですが、それだけでは運動不足になってしまうため、ケアワーカーもこうしてご利用者に運動していただく機会をもっています。

こちらのご利用者は将棋がとてもお好きなのですが、今までは一緒に指す相手がおらず、将棋ゲームで楽しんでおられました。

ところが、職員の1人が将棋が指せることから、関わりの時間で将棋勝負をすることになりました。
2人の間にはかなりの実力差があるようで、職員は「強い。全然歯が立たない」と白旗を上げましたが、相手をしたご利用者は「楽しかった。またやろう」ととても喜んでくださいました。

忙しい業務の中でも、決まった時間が取れればこんなにゆっくりとご利用者と関わる時間が取れることに、我々も驚いています。

おまけ

先日まで、介護実習に来ていたネパールからの実習生。彼はT様のお気に入りで、肩もみをしてもらったり、手を繋いで散歩に行ったりと、とても楽しそうに過ごされていました。

「うちには娘しかいないから、男の子は新鮮ね。うれしいわ」とご満悦でした。