松風園(お知らせ)
2021.09.23
松風園

満月うさぎ

今年の十五夜(中秋の名月)は9月21日でした。残念ながら当日は雲がかかり満月が見られませんでしたので、松風園の満月うさぎを眺めて下さい。
十五夜は別名「芋名月」とも呼ばれ里芋やさつまいもなどの芋類を供える地域があります。これは稲作以前の里芋などの芋類を主食として食べていた頃に十五夜に秋の収穫物である里芋を供えていた名残である説が有名です。
つまり十五夜に団子を供える理由は里芋に形を似せるため、丸い月見団子は満月に見立てたものでしょう。
十五夜にちなんで15個(または5個、あるいはその年の満月の数を盛ります。。
ではお供えした食べ物はいつ食べるのか気になりますね。お月見した後、月に感謝しながら食べましょう。お供え物を身体に取り入れることにより、健康や幸せを得ることが出来ると考えられています。

 《魔除けとしてのすすき》
すすきは「神様の依り代」と考えられています。茎が中空(内部が空洞)のため神様の宿り場になると信じられていました。またすすきの鋭い切り口は魔除けになると考えられました。
お月見のすすきには「悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味」が込められています。

すすきなど秋の植物を窓辺に飾り、月を見上げて名月の美しさを感じてはいかがでしょうか。