南陽園(お知らせ)
2020.11.02
南陽園

もみじの木

「本物のもみじを見てるみたいね」

 この「もみじ作り」は、夏にテラス周辺の老木を剪定したことがきっかけで始まりました。なかなか手に入ることのない枝振りの良い木を眺めながら「もしかして何かに使えるんじゃないの?」と皆で相談。ボランティアの皆様の協力もあり、まだまだ暑い夏の日に製作が始まりました。
 新型コロナウイルス感染予防のため、ご利用者の皆様に季節を感じていただく機会は減少していますが、四季の変化や美しさを目で体で感じることは、「生きる」上でとても大切なことだと考えています。この「もみじ」には南陽園ご利用者とそこを訪れる全ての皆様に、変わらない秋の美しさを届けたいという思いが込められています。

 布に「もみじ」の型を引き、細かくカット、染料で染め、枝となる針金を茶色の紙テープで巻き、仕上げの葉脈は熱いコテで。高さは約2m。全ての工程がご利用者の皆様による手作りです。
「日に日に色づいていくわねえ。本当にもみじを見てるみたい」
製作の中で秋の訪れを感じ、楽しそうにお話しされる皆様の様子がとても印象的でした。
これから、毎年の秋を美しく彩る「南陽園のもみじ」。
どのような形でも見て頂いた全ての皆様に、秋を感じて頂ければ幸いです。
                      南陽園 機能訓練室