南陽園(お知らせ)
2022.05.20
南陽園

桜の木

 この「さくら作り」は、二年前老木を剪定したことがきっかけでした。枝振りの良い木を眺めながら「何かに使えるかも」と皆で相談。ボランティアの皆様の協力もあり、秋はもみじ、春は桜の製作が始まりました。
 新型コロナウイルス感染予防のため、ご利用者の皆様に季節を感じていただく機会は減少していますが、四季の変化や美しさを目で体で感じることは、「生きる」上でとても大切なことだと考えています。この遅咲きの「桜」にはご利用者とそこを訪れる皆様に、変わらない春の美しさを届けたいという思いが込められています。
 布を花びら型にカット、染料で染め、おしべとめしべはポップという材料で制作。花びらは立体的に見えるよう熱いコテで形を整えます。昨年は花を追加。今年は折り紙の桜を天井に飾りました。折り紙を制作したご利用者は30名以上となり、みなで作り上げた作品を見上げた感動はこれまでにないものです。
春を美しく彩る「南陽園の桜の木」。どのような形でも見て頂いた全ての皆様に、春を感じて頂ければ幸いです。

令和4年5月
南陽園機能訓練室